臨床の現場から(十勝) ・・・ 後輩へ送るミニレター ・・・


Q 臨床獣医師として、やりがい、生きがいを感じることは?

目の前の症例がどのような病態にあり、どのような治療が最善なのかを考えるところが臨床獣医師のおもしろいところだと思います。五感を用いた身体検査、血液検査、レントゲンや超音波検査などの検査でいかに正確に診断できるかを考えたり、いろんな文献をさがしてどのような治療ができるのかなどを勉強していくことが生きがいです。

Q これからの希望は?

大動物獣医療ではMRIやCTを使えず、制限された検査機器で診断していかなければいけません。そのため、診断が必ずしもできるわけではなく原因不明で廃用・死亡する症例もいます。このような症例の剖検所見からどのような病態であったのかを調べ、生前にどのような診断・治療をすることができたのかを考え、有用な診断・治療法を見つけてみたいと思います。

Q 後輩へ一言、アドバイスをお願いします。

北海道NOSAIは新人研修が充実していて約6週間の研修所での技術研修があります。また、牛の頭数が多いので、往診随行でいろんな症例をみることができました。そのため、臨床がしたいという気持ちがあれば、大学で大動物臨床に携わったことがなくても問題ないと思います。田舎だけれども、自然が豊かで食べ物もおいしい北海道で働いて遊べるのは楽しいです。




Q 臨床獣医師として、やりがい、生きがいを感じることは?

目の前に大学生の頃に教科書や参考書で勉強した病気の牛がいて、その病気をどう治すかを自分の頭で考え治療方針を決めることにやりがいを感じます。教科書通りの治療で体調が戻る牛もいますが、もちろん全ての牛がそうではありません。その際に自分が持てる知識、これまでの経験をフル稼働しながら様々な治療に挑戦できるのも臨床獣医師の醍醐味ではないかと思います。自分で考えた治療により体調が回復した時は本当に嬉しいです。また、多くの疾病に出会うため、毎日勉強し続けることができるのも仕事に対するモチベーションに繋がります。

Q これからの希望は?

自分の治療によって元気になる牛も増えてきましたが、まだまだ何が原因で体調が悪いのか分からず悩むことも少なくないです。また、出会ったことのない症例も多くあるため、積極的に診療に出向き経験を積むことで「初めて」をなくしていくことが目標です。さらに、経験を多く積むことで自分に自信をつけていきたいです。農家さんとのコミュニケ―ションと丁寧な説明を心掛け、安心して治療を任せられる獣医師に早くなりたいです。

Q 後輩へ一言、アドバイスをお願いします。

1年間働いてみて、産業動物獣医師は毎日勉強でき、やりがいを感じる楽しい仕事だと思いました。力仕事、糞にまみれて汚いというイメージを持つ方もいるかと思います。実際はそんなことなく、体格の大きくない方でも難産を治すことは日常茶飯事です。また、糞なども気にならない程仕事が楽しく、充実した毎日を送っています。さらに北海道という広大な自然の中仕事をしていると、農場へ行く際の時間さえもドライブ感覚でこっそり楽しめます。産業動物獣医師の雰囲気を知るだけでも印象は大きく変わると思います。まずは気軽に北海道のNOSAI家畜診療所に研修へ来て頂ければ幸いです。先生方が温かく迎えてくれますよ!



Q 臨床獣医師として、やりがい、生きがいを感じることは?

治療した牛が元気になった時や人工授精した牛が妊娠した時など、農家の方の助けになれた時にやりがいを感じます。臨床現場では一人で問題を解決しなければならないことも多く、ときには自分の力不足で失敗することもありますが、反省し日々新たなことに挑戦する楽しさもあります。また大学の授業で学んだことを活かし実際に動物を治療することも臨床獣医師ならではの魅力です。

Q これからの希望は?

悩んだり失敗したときにいつも助けてくださる先輩方や温かく見守ってくださる農家の方々には感謝しかありません。知識も技術も未熟で農家の方の要望に答えることができず悔しい思いをすることもあります。支えてくださる周囲の方々に少しでも恩返しができるよう日々努力し、信頼される一人前の獣医師を目指しています。

Q 後輩へ一言、アドバイスをお願いします。

私は学生時代に、はっきりとした将来像を持てず進路に悩んでいました。しかし進路について身近な先輩に相談したり、説明会や実習に参加することで自分のやりたいことを見つけました。獣医師の職域はとても広く多岐にわたります。少しでも大動物の臨床に興味があればまずはNOSAIの実習に参加してみてください。学年を問わず臨床の現場を体験すれば皆さんの学生生活がより豊かなものになると思います。




Q 臨床獣医師として、やりがい、生きがいを感じることは?

もうすぐ産業動物獣医師として働き始めて1年が経とうとしています。一人で農家へ往診に向かうのにもようやく少し慣れ、年が明けてからはいよいよ夜間当番にも入り始めました。診療中は知識不足から不安に思ったり、技術的にうまくいかないこともまだまだ多いですが先輩の獣医師や農家の方から日々学ぶことで少しずつ成長中です。初めは農家の方の名前や場所を覚えるのも一苦労でしたが、今では診療の合間に世間話するのが楽しいくらいになり、診療の最後に「ありがとう」「また明日も診療よろしくね」といわれると農家の方の力になれているというやりがいを感じています。

Q これからの希望は?

知識や技術は1年経ってみてもまだまだ未熟なところばかりが目立ちます。繁殖検診での子宮・卵巣の触診や、難産での失位の整復など挙げればきりがありません。特に技術の面は教科書を読むだけでうまくなれるものではないので、とにかく症例を経験して、成功も失敗も自分の糧として積み上げていきたいと思っています。普段の診療・検診から、緊急時に駆けつけた時まで「この先生が来てくれたから、もう大丈夫だ」と思ってもらえるような獣医師になれるようにこれからも日々勉強していきます。

Q 後輩へ一言、アドバイスをお願いします。

私は学生時代、病理学研究室に所属しており、臨床系、特に大動物にはほとんどかかわる機会はありませんでした。大学での牛の臨床実習をきっかけに大動物に興味を持ちNOSAIに実習に行ったところ、そこでお世話になった獣医師の方や診療所の雰囲気、農家の方とのかかわりを直接見てNOSAIへの就職を強く意識するようになりました。学生の皆さんはぜひ、少しでも興味のある分野があればたくさん実習に行って現場の雰囲気を一度味わってみてください。もちろんNOSAIへの実習もお待ちしています。